Sparks(スパークス)代表は、子どもたちが「自分には価値がある」「誰かの役に立てる」と実感できる場をずっと探してきました。Sparksの取り組みは、まさにその答えのひとつです。
Sparksはすべての人が教育に参画できる社会の仕組みを構築します。教員、地域住民、専門職、学生、企業など、多様な人々がそれぞれの経験や専門性を活かし、子どもたちの学びと育ちに関わる“共育”の場を創出します。Sparksは、教育を“制度の中の営み”から“社会全体の営み”へと広げ、子どもが自らの価値を見出し、未来を主体的に描ける社会の実現を目指します。
《Sparksの手がけるプロジェクト》
①自分探しの国内留学
『自分探しの国内留学』は、小中学生が一定期間、まっさらな人間関係のなか地域の人々・文化・自然など豊かな地域資源を活用した活動に取り組むことで、自己肯定感・社会性・主体性を育む実践型教育プログラムです。
子どもたちは「自分はどうありたいか」「社会の中でどんな役割を果たしたいか」といった問いに向き合い、自分自身の考えに基づいて行動する力を育んでいきます。学校や家庭という限られた空間を離れ、子どもたちの“社会のなかの自分”としての視点を育みます。
※実施にあたっては、教育プログラムに関しては当団体で企画運営し、交通・宿泊の手配は旅行会社の協力を得ています。
②オンライン異文化交流
国内にいる外国ルーツの子どもたちの中には、「居場所がない」と孤独を感じたり、同じ母語の仲間としか交流しないなど、日本社会との接点が限られているケースがあります。一方で、日本には海外文化に関心をもちながらも、経済的・地理的な制約などにより、なかなか行動に移せない子どもたちも多くいます。
オンライン異文化交流は、この両者をつなぐ架け橋です。異文化や言語の壁を越えて、子どもたちは安心して対話し、自分を表現する体験を重ねていきます。オンラインという形式は、誰もが安全に、そして自由に参加できる場を提供し、地理的な制約を超えた出会いを可能にします。
この交流プログラムは、子どもたちの将来的な国際理解教育やグローバルキャリアへの土台となるものです。異文化理解力や多言語コミュニケーション力を育みながら、子どもたちはそれぞれの背景や関心に応じて、自分らしく世界とつながる機会を得ていきます。
「違いを楽しみ、対話を通じて自分を表現する」——そんな体験が、子どもたちの未来をひらく第一歩になるのです。
③週末キャンプ
普段は出会えない世界に出会い、「こんな人がいるんだ」「こんな考え方があるんだ」と、子どもたちの視野が広がります。それは、自分の「好き」や「得意」を見つける大切なきっかけになります。
Sparksの週末キャンプでは、講師の専門性だけでなく、その人らしさや人生の物語も大切にしています。子どもたちは、知識だけでなく「人との出会い」から学び、自分の言葉で感じ、考える力を育んでいきます。
学びに正解はありません。だからこそ、誰もが安心して挑戦できる場を。週末キャンプは、子どもたちの「やってみたい」を応援する、ひらかれた学びの場です。
《Sparks今後の展望》
今後、Sparksでは多様な教育課題に取り組みながら、子どもたち一人ひとりの成長を支えるプログラムのさらなる充実を目指していきます。学びの場を広げるだけでなく、子どもたちの活動を通じて地域に新たな関係人口を生み出し、経済の活性化や伝統文化の継承にも貢献していきます。
また、学校や家庭が抱える教育的な負担をやわらげるとともに、『学校教育』『家庭教育』『社会教育』の垣根を越えた橋渡し役として、地域に根ざした教育コミュニティの形成にも力を注いでいます。子どもたちが安心して学び、地域が共に育む——そんな持続可能な未来を、私たちは目指しています。