水戸博之常任指揮者就任披露！合唱作曲家・信長貴富による新作を二人の指揮者で世界初演奏

2025-11-12 17:00

一般財団法人合唱音楽振興会主催、「水戸博之常任指揮者就任披露『東京混声合唱団第268回定期演奏会』」が2025年11月16日 (日)に杉並公会堂大ホール（東京都杉並区上荻1-23-15）にて開催されます。チケットはカンフェティ（運営：ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役：榑松大剛）にて発売中です。

チケットはこちら

公式ホームページ
https://toukon1956.com/

東京混声合唱団（通称：東混）は 2025年11月16日、東京都の杉並公会堂大ホールにて「第268回定期演奏会」を開催いたします。本公演は、水戸博之が東混常任指揮者に就任して初めての定期演奏会であり、新体制のスタートを記念する特別な公演です。

二人の指揮者による異色の新作《混声合唱による Sumo Fantasia》

本公演の目玉は、合唱作曲家・信長貴富による新作《混声合唱による Sumo Fantasia》の世界初演。「花づくし」「東京場所」などの相撲甚句や、「祝詞奏上」「方屋開口」など神事・儀礼の言葉を題材とし、水戸博之と山田和樹の二人が指揮を振ります。
“二人の指揮者による一つの新作”という試みは東混の長い歴史の中でもきわめて珍しく、日本の合唱界に新たな風を吹き込む公演となります。

東混レパートリーの再演

東混がこれまでに大切にしてきた名作の数々を振り返るプログラムも注目。吉松隆による委嘱作品《植物ぷりずむ》（1983 年）をはじめ、オーストラリアの作曲家 S.リークによる《コンダリラ》、そして三善晃の合唱組曲《五つの童画》（1968 年）など、時代を超えて愛され続ける作品群を再び舞台に蘇らせます。

豪華出演者との共演

国内オーケストラとの共演を重ねる常任指揮者水戸博之、2024 年にサントリー音楽賞を受賞し、今年ベルリン・フィルとの初共演を果たした音楽監督・山田和樹の 2 名の指揮者が登場。ピアノには国内外で高い評価を得る北端祥人、ヴァイオリンには期待の若手髙木凜々子を迎えます。ヴォーン＝ウィリアムズの《揚げひばり》では合唱とヴァイオリンが奏で、S.リーク《キアンガ》では髙木によるヴァイオリン・ソロにも注目です。

プログラム

植物ぷりずむ　［1983年東混委嘱作品］　作曲：吉松隆
コンダリラ　-滝の精-　作曲：S.リーク
キアンガ　-たいまつ漁の釣り場-　作曲：S.リーク
揚げひばり　作曲：R.ヴォーン＝ウィリアムズ

混声合唱のための《Sumo Fantasia》［新作委嘱初演］　作曲：信長貴富
指揮：水戸博之、山田和樹

合唱組曲《五つの童画》　［1968年東混初演作品］　作詩：高田敏子　作曲：三善晃

団体概要

1956年に創設された日本を代表するプロ合唱団。コンサートの開催を演奏活動の中心に置き、広範な分野の合唱作品の開拓と普及に取り組んでいる。東京、大阪での定期演奏会を核とし、海外公演を含む年間の活動は150回を数える。レパートリーは、創立以来行っている作曲委嘱活動で生まれた250曲を超える作品群をはじめ、内外の古典から現代作品までと全合唱分野を網羅している。サントリー音楽賞、中島健蔵音楽賞、文化庁芸術祭大賞などを受賞。