【名城大学】経営学部の相川奈美教授のゼミが「昭和区防災・減災秋まつり」に損保ジャパンと共同で出展
ゼミ生28人が参加 ブースには親子連れら100組が来場する盛況ぶりに

経営学部の相川奈美教授のゼミと「損害保険ジャパン株式会社」(損保ジャパン、本社・東京都新宿区)が協働して、名古屋市昭和区の川名公園で11月8日に開催された「昭和区防災・減災秋まつり」に共同出展し、ゼミ生たちが考案した「防災・減災かるた」を子どもたちに体験してもらったり、損保ジャパンの担当者から事前に学んだ「応急手当」の方法を来場者の前で実践したりしました。
ゼミ生が考案して作成した「防災・減災かるた」と応急手当を体験してもらう


共同出展に向けて相川ゼミでは、来場者に防災知識を分かりやすく学んでもらおうと、学生が「全員で 期限確認 非常食」などといった読み札を読み、イラストでその内容が描かれた取り札を取る「防災・減災かるた」を企画。また、損保ジャパンが展開する「防災ジャパンダプロジェクト」の中から、災害でけがをした時に身の回りにあるものを活用して臨機応変にできる応急手当も「普段の生活に応用できる」と企画にしました。
「防災・減災かるた」では、ゼミ生たちは事前に「『そん』=存在を 確かめ合おう 避難あと」「『ぽ』=ぽろぽろと 崩れる壁に 近寄らず」などと頭文字を「損保ジャパン」にちなんだものと、「『あ』=あわてるな 避難経路を 思い出せ」「『い』=いのち第一 迷わず避難が 未来をつなぐ」など「相川ゼミ」にちなんだものを含め、約20枚の読み札・取り札を用意。取り札は学生たちが生成AIを活用して仕上げました。
この日はゼミ生28人と損保ジャパンの社員5人が参加し、秋まつりが始まると親子連れらが次々とブースを訪れる盛況ぶり。「防災・減災かるた」では、机の上に取り札を広げて学生が読み札を読み上げると、子どもたちが一生懸命に取り札を探し、分からない子どもがいると学生が「これかな?」とサポートしたり、「火の元は落ち着いて確認しようね」などと取り札の内容を分かりやすく教えたりしました。
「学生にとって産学連携だけでなく、地域貢献もできて貴重な体験に」と相川教授
応急手当は、損保ジャパンの社員から事前に学んだ通り、バンダナで傷口を押さえてネクタイを巻いて固定する止血法と、新聞紙やネクタイ、レジ袋などを使って固定する骨折時の手当の方法を、学生たちが親子連れの目の前で披露したり、来場者にも体験してもらったりしました。参加した母親は「かるたは子どもには少し難しかったけれど、私はとても勉強になりました。このかるたが欲しいぐらいです」と喜んでいました。
この日、ブースを訪れた来場者は100組に上り、参加した光嶋優莉さん(3年)は「企業の方との協働を通して、イベントをゼロから企画することの難しさや連絡の取り方など、座学では学ぶことのできない達成感を得られました」と充実した表情を見せていました。相川教授は「学生たちにとっては、損保ジャパン様との産学連携としての経験だけでなく、地域住民様たちとの触れ合いを通して、地域貢献もでき、普段ではできない貴重な体験になったと思います」と話していました。






経営学部の澤田ゼミとATグループがコラボして開発したコーヒーも会場に
秋まつりの会場では、本学と産学連携協定を締結している「株式会社ATグループ」(本社・名古屋市昭和区)のブースも出展し、経営学部の澤田慎治准教授のゼミ生とコラボして開発したオリジナルのブレンドコーヒーを来場者に振る舞いました。ATグループのブースは相川ゼミのブースのすぐ隣になったこともあって「産学連携をアピールできるので」と担当者。250パックを用意し、来場者に「喜んでいただけました」と話していました。














