誰もが憩える開かれた前庭に生まれ変わる 東京国立博物館が「TOHAKU OPEN PARK PROJECT」を発表
東京国立博物館は、2025年11月10日(月)に同館内で開催されたTOHAKU GALA 2025(共催:朝日新聞社)において、「TOHAKU OPEN PARK PROJECT」を発表しました。東京国立博物館長・藤原誠より発表されたこのプロジェクトは、誰もが快適に利用できる開かれた博物館を実現するために、本館の前庭にある大きな池を、オープンで心地よい憩いの芝生エリアに生まれ変わらせるものです。昨年度に策定した「東京国立博物館2038ビジョン」の実現に向けた、施設面における記念すべき最初のプロジェクトとなります。
プロジェクトの発表同日より、東博ドネーションサイト( https://donation.tnm.jp/ )において、「TOHAKU OPEN PARK PROJECT」への寄附の受付を開始しました。集まった寄附金は、前庭の改修費用に充てられます。

「TOHAKU OPEN PARK PROJECT」について
「東京国立博物館2038ビジョン」のうち、「みんなが来たくなる博物館」実現の第一歩として、「TOHAKU OPEN PARK PROJECT」を実施します。
上野公園から望んだときに博物館の「顔」となる前庭。その前庭にある池を、現存のなだらかな高低差を活かした芝生エリアへと改修し、子どもや学生、ファミリー層やシニア層、障害のある方や外国の方まで、全ての人が快適・安全に、自分らしく過ごせる憩いの場に生まれ変わらせます。
また、新しくなった前庭を活用して、コンサートやビアガーデンなど様々なイベントを開催することで、新たな東京国立博物館の魅力を発信していきます。
東京国立博物館の新たな顔となる開かれた前庭は、2027年3月の完成を目指して改修工事を実施していきます。


東京国立博物館2038ビジョンについて
2024年11月、日本で最も長い歴史を持つ博物館として、「いにしえから宝物を創ってきた人々の想いを、いまを生きる力にする」という東京国立博物館2038ビジョンを策定しました。
現在の「本館」が開館100周年を迎える2038年に向けて、ビジョンには「創造力を刺激する博物館」「共に創る博物館」「みんなが来たくなる博物館」「日本と世界をつなげる博物館」の4つの柱を打ち立て、それらを実現することにより「最先端ミュージアム」へと成長し、東京国立博物館が世界をリードする存在となることを目指します。




