水中写真展「群青の追憶」長崎県初上陸! 会期は令和7年11月30日(日)まで。
核実験が行われたビキニ環礁の海底に眠る戦艦「長門」や 佐世保で建造された軽巡洋艦「酒匂」の姿など約70点のパネルで紹介
OCEAN PLANET(代表:戸村裕行・水中写真家/神戸大学大学院 海事科学研究科附属国際海事研究センター リサーチフェロー)は、大東亜戦争に関連する世界各地の海底に眠る艦船・航空機・潜水艦などを自ら潜水し撮影した水中写真展「群青の追憶」~海底に眠る大東亜戦争の戦争遺跡を追う~を、令和7年10月31日(金)~11月30日(日)まで、佐世保市博物館島瀬美術センター及び、十八親和アートギャラリーで開催いたします。(入場無料)

水中写真展 群青の追憶
長崎初上陸となる今回、佐世保市博物館島瀬美術センターでは、ビキニ環礁~核実験の標的艦となった戦艦長門と軽巡洋艦酒匂(佐世保海軍工廠建造)の今~と題し、昭和21年7月にアメリカの核実験の標的艦としてビキニ環礁で最期を迎えることになった日本を代表する戦艦「長門」や、ここ佐世保で建造された軽巡洋艦「酒匂(さかわ)」の現在の海底での姿を。十八親和アートギャラリーでは、“海底に眠る戦争遺産を追う”と題し、戸村裕行が10年以上かけて撮影した世界各地の海底に眠る艦船や、水中の戦争遺産を水中文化遺産として遺そうとする試みといった最新の写真・取材内容も含め、両会場合わせて約70点のパネルでの展示となります。
全国巡回中の写真展「群青の追憶」
2023年6月 鹿島海軍航空隊跡(大山湖畔公園)(茨城県稲敷郡美浦村)
2023年6月 筑波海軍航空隊記念館(茨城県笠間市)
2022年6月 大和ミュージアム・呉市海事歴史科学館(広島県呉市)
2021年9月 万世特攻平和祈念館(鹿児島県南さつま市)
2021年4月 筑前町立大刀洗平和記念館(福岡県朝倉郡筑前町)
2020年9月 靖國神社遊就館(東京都千代田区)
2019年5月 大阪南港ATCホール(大阪市住之江区)
2018年10月 記念艦三笠(神奈川県横須賀市)
2018年6月 靖國神社遊就館(東京都千代田区)
写真展詳細
戸村裕行 水中写真展「群青の追憶」
~海底に眠る大東亜戦争の戦争遺跡を追う~
会期
2025年10月31日(金)~11月30日(日)
第一会場
佐世保市博物館島瀬美術センター
所在地
〒857-0806 長崎県佐世保市島瀬町6-22
特別展、西果てのワルツ「させぼピース展―海からたどる、時の旅」会場内 入場無料ゾーン
開館時間
10~18時(最終入館時間17:30)
休館日
なし
観覧料
※特別展は別途入場料がかかります。
一般1,000円(1,200円)中学生600円(800円)※( )当日券
第二会場
十八親和アートギャラリー
所在地
〒857-0806 長崎県佐世保市島瀬町4-24
開館時間
10~16時(最終入館時間15:30)
休館日
日・月・祝日(土曜日が祝日の場合は開館)
観覧料
入場無料
主催
文化庁、厚生労働省、長崎県、第40回国民文化祭、第25回全国障害者芸術・文化祭長崎県実行委員会、佐世保市、第40回国民文化祭、第25回全国障害者芸術・文化祭佐世保市実行委員会
企画・制作
佐世保市博物館島瀬美術センター
展示される地域・主な艦船、航空機
佐世保市博物館島瀬美術センター
マーシャル諸島(ビキニ環礁)
戦艦長門・米航空母艦サラトガ・独重巡洋艦プリンツオイゲン・軽巡洋艦酒匂
十八親和アートギャラリー
ソロモン諸島(ガダルカナル島・ギゾ島・ツラギ島・ニュージョージア島)、パプアニューギニア(ラバウル)、北マリアナ諸島(サイパン島・ロタ島)、グアム、パラオ、フィリピン(コロン湾)、ミクロネシア連邦(チューク州/旧名トラック諸島)小笠原諸島(東京都)、古宇利島(沖縄県)、種子島・徳之島・屋久島(鹿児島県)、柱島(山口県)
戦艦陸奥・米掃海駆逐艦エモンズ・特設潜水母艦平安丸・特設航空機運搬艦富士川丸・輸送船鬼怒川丸・九七式飛行艇・九八式直接協同偵察機(特攻機)・零式艦上戦闘機五二乙型・零式艦上戦闘機二一型・零式水上偵察機・一式陸上攻撃機・天山・彩雲・二式水上戦闘機・二式飛行艇・伊号第一潜水艦 ほか多数
経歴
戸村裕行(TOMURA Hiroyuki)
水中写真家
国立大学法人神戸大学大学院・海事科学研究科附属国際海事研究センター リサーチフェロー
1982年埼玉県生まれ
ライフワークとして、第二次世界大戦(大東亜戦争/アジア太平洋戦争)に起因する海底に眠る艦船や航空機などの撮影を世界各地で続け、ミリタリー総合誌・月刊「丸」にてて毎月連載。2018年にはそれらをまとめた写真展「群青の追憶」を靖國神社遊就館で開催したのを皮切りに、全国各地の平和記念館や博物館などを巡回、様々なメディアで取り上げられ多くの来場者を集める。2020年には海底の戦争遺産としての写真集「蒼海の碑銘」、2022年にはその続編となる「続 蒼海の碑銘」を上梓。沈船(レック)ダイビングを「歴史を学ぶダイビング」としての周知に努め、風化しつつある戦争遺産を保護し、未来に伝えていく為の活動などが注目を集めている。2024年より国立大学法人神戸大学大学院・海事科学研究科附属国際海事研究センターリサーチフェローに就任。同大学・海洋文化遺産プロジェクト事務局長。執筆・講演多数。




