キー・ポイント株式会社、鹿児島県信用保証協会へ DX支援ツール「GrpMail」を提供開始

信用保証協会へ初導入

2025-11-05 09:00

キー・ポイント株式会社(兵庫県神戸市、代表取締役：大西正晃、以下キー・ポイント)は、メール共有管理システム「GrpMail」が、信用保証協会として初めて鹿児島県信用保証協会(鹿児島県鹿児島市、会長：川野敏彦)に導入され、2025年11月1日よりサービスを開始することを発表いたします。
「GrpMail」は21年にわたり多くの企業に導入されており、近頃では金融機関から引き合いも増えております。安全でスムーズなメールによる情報共有を支えるサービスです。
今回の導入により、メールの送信ミスや情報漏洩リスクを大幅に低減します。さらに、キー・ポイントが提供するファイル転送サービス「WebFile」との連携オプションを使うことで、PPAP方式(※)でのファイル送信に替わる送信手段を実現し、金融機関のDX、業務効率化、セキュリティ向上に貢献します。
※PPAP方式とは、メールで添付ファイルを送る際に暗号化ZIPファイルを送り、別のメールでパスワードを送る方法のこと。

「GrpMail」導入の背景

近年の金融庁の監督指針では、デジタル化の推進とリスク管理の強化が強調されており、金融商品取引業者には、電子募集取扱業務の適正性、システムリスクの管理、および顧客資産の保護に対する詳細な指針が設けられています。これを背景に「GrpMail」の導入は、このデジタル化推進、リスク管理の一環として位置付けられています。
「GrpMail」では、営業店ごとの共有メールアドレス運用を可能にし、個人アドレス支給による情報の分散や隠蔽によるリスクを抑えながら、お客様との効率的なコミュニケーションを実現します。
鹿児島県信用保証協会では、共有メールアドレスの運用における対応の不透明さや、従来の環境による業務負担の増加、PPAP運用継続によるセキュリティリスクといった課題を解決するため、メール共有管理システム「GrpMail」の導入に至りました。

「GrpMail」の特徴と機能

「GrpMail」は、複数人で一つのメールアドレスを共有し、一元的にメール管理を行える革新的なシステムです。直感的に操作できるシンプルなユーザーインターフェースを備え、教育コストを削減しつつ、二重対応や対応漏れを防止します。タグ機能によりメールの分類が簡単にでき、返信待ちのメールも見逃すことなく管理可能です。「GrpMail」は20年の実績を持ち、安定したサポートと信頼性を提供するため、ビジネスの効率化に最適です。

「GrpMail」の主な機能

〇権限別管理
各ユーザーに適切な権限を設定した上で、組織のメールをメンバー間で共有し、運用の安全性を保つ

〇上長承認機能
メールを外部に送信する際など、ユーザー権限毎に上長承認の要否を細かく設定し、運用の安全性を保つ

〇タグ管理
メールにタグを付けて管理し、検索や整理を容易にする事で、効率化を図る

〇放置メール警告
未対応のメールがある場合にはアラートを出し、対応漏れを防ぐ

〇対応履歴
受信したメールを誰が対応するかなどの対応状況を一元管理することで、透明性の高いコミュニケーションと円滑な引継ぎを実現

〇通報機能
不審なメールを見た人が管理者に簡単に報告することができ、リンクや添付ファイルに触れなくなる機能。ユーザから簡単に報告を行える事でサイバー攻撃のリスクを減らす事が可能

〇 PPAP方式に代わるファイル送信
ファイル転送サービス「WebFile」との連携により、高度なセキュリティ環境でのファイルの受け渡しが、従来の添付ファイルと同様の手順で実現可能。

鹿児島県信用保証協会様　コメント今後について

当協会では各所属宛に届く膨大な数のメール対応の遅れなどが散見されていたことから、リスク管理に優れたメール管理システムの導入について検討を重ねてきました。
「GrpMail」は、メールアドレスを各所属で共有したままで，各担当者への振分けや履歴の管理などが一元的に可能となり、当協会の「デジタル化推進方針」に沿った業務の効率化と対応漏れの防止等に貢献するものと期待しています。

今後について

「GrpMail」はサービスの強化を進め、ユーザー基盤のさらなる拡大、そして日本のあらゆる企業のDXの実現を目指してまいります。
キー・ポイントはすでに自治体や大手企業等へサービスを提供しており、2023年11月にココペリグループとなったことで、ココペリが提携する全国の金融機関への紹介を進め、M&Aによるシナジー効果も生まれ始めています。
今回、信用保証協会として初めて鹿児島県信用保証協会に導入されたことを契機に、今後は全国の信用保証協会への展開も視野に入れて取り組んでまいります。
また、現在も複数の金融機関で導入が決定・検討されており、引き続き「GrpMail」を金融機関や公的機関へ広く展開してまいります。

【ご参考】GrpMailサービスサイト
https://www.key-p.com/grpmail/