モネの人生を描いたアート絵本『モネの庭』好評発売中！

世界の翻訳絵本を出版する株式会社アチェロ（所在地：滋賀県大津市、代表：田村由記子）は、2025年11月に『モネの庭』（カーチェ・ヴェルメイル作、野坂悦子訳）を刊行しました。

かぞえきれないほどの色がおどり、きらめく…光と水を愛した画家、モネが庭とあゆんだ人生
本書は、フランス印象派の巨匠クロード・モネの人生を美しい絵で綴った伝記絵本です。子どもにも読みやすいシンプルな文章と、すみずみまで見入ってしまう美しいイラストで、モネの心のうちに迫ります。

画家を目指した幼少期、パリの芸術界での葛藤、庭を育て睡蓮の連作を生み出していった晩年まで。その成功の影には、愛する人との別れや、画家としては致命的ともいえる白内障との闘いがあったことをご存知ですか？　また、なぜ睡蓮をモチーフにした絵が何枚もあるのか、不思議に思ったことはありませんか？　
モネ没後100年を迎える2026年は、全国各地でモネ展が企画されます。ぜひ、美術館で本物を観るきっかけとして、親子でアートを楽しむ一助として、本書をお楽しみいただければ幸いです。

オランダで刊行されたオリジナル版（In de tuin van MONET）は、デン・ハーグ市美術館が自館での大規模なモネ展を開催するにあたって企画し、実現したものです。美術館の監修が入っているだけあって、その内容は確かなもの。さらに日本語版では、モネの年譜や各ページの解説、日本で〈睡蓮〉に会える美術館一覧も付け、モネについてより知識を深めたい方にもお楽しみいただける内容となっています。また、本書の訳者で、オランダ・フランスの文化に造詣の深い野坂悦子先生にお寄せいただいたあとがき「モネとオランダ」も見逃せません。

ーモネがそこにいるみたいー
モネの心情をリアルに描き出し、まるでそこに一緒にいるような感覚に襲われる、カーチェ・ヴェルメイルの見事な作品。YouTubeチャンネルでのユニークな美術解説でもご活躍の評論家、山田五郎様にもご推薦いただきました。
ドイツでは、翻訳版が2021年ドイツ児童文学賞絵本部門の最終候補に選ばれています。

光と水、そして庭の花々を愛し、外で絵を描くことにこだわったたモネの姿が描かれます。

カーチェ・ヴェルメイル／作
1981年、ベルギー北部のオランダ語圏（フランデレン地方）ゲント市生まれ。画家、絵本作家。同市の王立美術アカデミーでグラフィックデザインを学ぶ。エッチングや木版画、コラージュなどの技法を駆使した独特の世界観は国内外で高い評価を得ており、『マールとおばあちゃん』（ブロンズ新社）で2010年ロンセ市絵本大賞グランプリ、2013年ニュージーランド児童書ベスト50に選出。2019年には『アンス＆ウィルマ 迷子になる』（未邦訳）で、前年の最も優れたオランダ語の絵本に贈られる「本のクジャク賞（Boekenpauw）」を受賞した。オランダのデン・ハーグ市美術館から依頼を受けて描いた本書『モネの庭』は、2021年ドイツ児童文学賞絵本部門の最終候補となった。

野坂悦子／訳
東京生まれ。オランダ語、英語、フランス語から優れた作品を選んで翻訳している。主な訳書に『おおきい かさ』（2023年度えほん50に選定）、『人形からとどいた手紙：ベルリンのカフカ』『ちいさなかしこいオオカミ』『クマのひとりのじかん』（いずれも化学同人）、『どんぐり喰い』（福音館書店、日本翻訳家協会・翻訳特別賞）、『VIKTOR』（求龍堂）、『ミーのどうぶつBOOK』（朔北社）、『レオがのこしたこと』（静山社）、『わたしたちのふるさとパレスチナ』（ほるぷ出版）など。絵本や紙芝居の創作も行っている。フランスに住んでいた時に訪れたモネの庭が、今も忘れられない。

出版社 ： アチェロ
刊行日 ： 2025年11月1日
対象年齢 ： 6歳〜（総ルビ）
ページ数 ： 32
体裁 ： 252mm×210mm
ISBN ： 9784911344125
定価：2,310円（税込）
販売店 ： 全国の書店でお買い求めください

滋賀県大津市で翻訳絵本の制作を行う出版社です。編集プロダクションとして150冊以上の絵本に携わってきた経験を活かし、2024年秋から自社でも出版を始めました。イタリア、オランダ、フランスの作品を中心に、美しく、メッセージ性のある作品にこだわって選書しています。世界の多様な文化や価値観を、子どもも大人もそれぞれの感じ方で楽しんで欲しい。そんな思いを込めた選りすぐりの本の数々を、滋賀県大津市から日本全国へ、これからもお届けしてまいります。

株式会社アチェロ
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